アメリカのパスポートを取得する方法

【完全ガイド】アメリカのパスポートを取得する方法:必要書類、料金、期間を徹底解説

海外旅行や身分証明書として、アメリカのパスポートは非常に重要な書類です。しかし、初めて申請する時や、子供のために取得する時、また市民権を取得して初めて申請する時など、手続きが複雑に感じることもあるでしょう。

この記事では、アメリカのパスポートを申請するための手順を、状況別に分かりやすく解説します。子供の初回申請から、帰化後の切り替えまで、必要書類、料金、そして申請から受け取りまでの期間の目安など、知っておきたい情報をすべて網羅しました。

このガイドを参考に、スムーズにパスポート取得の準備を進めましょう。


1. アメリカ生まれの子供の初めてのパスポート申請

アメリカで生まれた子供は、出生と同時にアメリカ国民です。子供が初めてパスポートを申請する際には、いくつか特別な要件があります。

必要なものリスト:

  1. 申請書 DS-11 (Application for a U.S. Passport)
    • オンラインで入力後、印刷して持参します。署名は窓口担当者の前で行うため、事前にサインしないように注意してください。
  2. アメリカ市民権の証明
    • 子供の出生証明書(Birth Certificate)の原本が必要です。コピーは認められません。
  3. 親(保護者)と子供の関係を証明する書類
    • 子供の出生証明書(親の名前が記載されているもの)や、養子縁組の書類などが該当します。
  4. 親(保護者)の身分証明書
    • 両親それぞれの有効な運転免許証やパスポートなどの写真付き身分証明書(原本とコピー)が必要です。
  5. 両親の同意
    • 原則として、16歳未満の子供の申請には両親が揃って窓口に出向く必要があります。
    • もし片方の親が来られない場合は、来られない親が署名・公証した同意書(Form DS-3053)を提出する必要があります。
  6. パスポート用の写真1枚
    • 背景は白で、メガネは着用不可など、厳しい規定があります。CVSやWalgreensなどの薬局や、郵便局(USPS)などで撮影するのが確実です。
  7. 申請料金
    • 料金は後述します。支払い方法は、小切手(Personal Check or Money Order)が一般的です。

手順:

  1. 上記の書類をすべて揃えます。
  2. USPS(郵便局)や郡の書記官事務所(County Clerk’s Office)など、パスポート申請受付施設(Passport Acceptance Facility)を検索し、予約を取ります。
  3. 予約日時に、子供と両親(または片親と同意書)が揃って窓口へ行き、書類を提出し、料金を支払います。

2. アメリカ市民権を取得した人のパスポート申請

外国籍から帰化してアメリカ市民権を取得した方が初めてパスポートを申請する場合も、子供の初回申請と同様に「DS-11」を使用し、本人が直接窓口に出向く必要があります。

初回申請との違いと注意点:

  • アメリカ市民権の証明書類: 子供の出生証明書の代わりに、「帰化証明書(Certificate of Naturalization)」の原本を提出します。これは非常に重要な書類なので、紛失しないよう大切に扱ってください。提出した原本は、後日パスポートとは別に返送されます。
  • 身分証明書: 運転免許証やグリーンカード(もしあれば)など、有効な写真付き身分証明書が必要です。
  • 外国のパスポート: もし他国のパスポートを保持している場合、それも持参するように指示されることがあります。

手順:

手順は基本的に子供の初回申請と同じです。必要書類を揃え、パスポート申請受付施設で手続きを行います。帰化証明書の原本を提出することになるため、手続きが完了し、パスポートと証明書が手元に戻ってくるまでは、海外渡航の計画は立てないようにしましょう。


料金と取得までの期間(2025年10月時点の目安)

パスポートの料金と取得期間は、政府の都合により変動する可能性があるため、申請前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

料金の目安:

料金は「申請料」と「手数料」の2種類に分かれており、それぞれ別々の支払い(小切手など)を求められることが一般的です。

  • 大人(16歳以上)初回申請:
    • パスポートブック: 申請料 $130 + 手数料 $35 = 合計 $165
  • 子供(16歳未満)申請:
    • パスポートブック: 申請料 $100 + 手数料 $35 = 合計 $135
  • オプション:
    • お急ぎ便 (Expedited Service): 追加で$60。期間を大幅に短縮できます。
    • 1-2日での配送: 追加で$19.53。パスポートが完成次第、速達で送ってもらえます。

期間の目安:

  • 通常処理 (Routine Service): 約6〜8週間
  • お急ぎ便 (Expedited Service): 約2〜3週間

※これはあくまで目安です。ホリデーシーズンや夏の旅行シーズン前は申請が混み合い、さらに時間がかかることがあります。海外渡航の予定がある場合は、最低でも3ヶ月前には申請を始めることを強くお勧めします。


まとめ

アメリカのパスポート申請は、必要書類を正確に準備し、手順通りに進めれば決して難しいものではありません。特に、子供の申請や帰化後の初回申請では、本人が窓口に行く必要がある点と、出生証明書や帰化証明書の「原本」が必要になる点が重要です。

料金や所要時間は変更されることがあるため、申請前には必ずU.S. Department of Stateの公式サイトで最新情報を確認しましょう。余裕を持ったスケジュールで準備を始め、スムーズにパスポートを手に入れてくださいね。