Huluのランキングを信じていいのか、という疑問から整理してみた
今回この記事を書こうと思ったきっかけは、かなり単純です。
私は最近 The Rookie を見ています。Hulu を開くと上位に出てくることがある。すると当然、「では実際にはどのくらい人気があるのだろう」「似た系統の 9-1-1 や Brooklyn Nine-Nine と比べると、どれがより多く見られているのだろう」と考えます。
日本だと、テレビ番組の人気を考えるときに「視聴率」という言葉で、ある程度ひとつの尺度として話ができます。もちろん日本でも配信は増えていますが、それでも「視聴率」という言葉が持つ意味は、まだ比較的わかりやすい。ところがアメリカはそうではありません。
アメリカで作品の人気を見ようとすると、地上波やケーブルでの視聴者数、
配信サービスでの再生時間、その配信サービスの中でのランキング、さらにはSNSでの話題性まで、別々のものが同時に存在しています。つまり、「人気」という言葉を一つで済ませると、途中で必ず話がずれます。
だから今回は、まずアメリカでは何を見れば人気がわかるのか を整理し、そのうえでドラマは30本前後、映画は50本前後、
「どれくらい見られたか」という観点でまとめておきます。
先に結論を言うと、こうです。
アメリカで作品の人気を知りたいなら、まず『どの数字なのか』を確認しないといけない。Hulu の順位だけ見て「全米で人気」と思うと、そこで話がずれます。逆に、公開されている数字の意味を理解して見れば、かなり実用的に使えます。
まず整理したいこと
アメリカで「人気」を測る数字は一つではない
1. テレビ放送の視聴者数
これは「その番組を、放送時に何人くらいが見たか」という数字です。
アメリカでは長年、こうした視聴データの基準として Nielsen(ニールセン) という調査会社が使われてきました。アメリカでテレビや広告の話をするときに Nielsen という名前が出てくるのは、その会社が「どの番組がどれだけ見られているか」を測る、業界標準に近い存在だからです。
ここで大事なのは、テレビ放送の視聴者数は「同時にどれだけの人が見たか」を見る数字だということです。
たとえば医療ドラマや犯罪捜査ドラマのような、広い年齢層に強い番組は、この数字が非常に強いことがあります。一方で、ネットではよく話題になるのに、放送時の数字自体はそこまで大きくない作品もあります。
つまり、テレビ視聴者数は「アメリカの広い層に届いていたか」を見るには強いのですが、配信時代の人気をそれだけで測ることはできません。
2. 配信での再生時間
今の時代は、こちらの方が実態に近いことが多いです。
Netflix、Hulu、Disney+、Prime Video のような配信サービスでは、昔のように「同じ時間にみんなが同じ回を見る」とは限りません。ある人は配信初日に一気見し、別の人は何週間かかけて見ます。そうなると、「同時に何人が見たか」よりも、合計でどれだけ再生されたかの方が現実に近くなります。
ただし、ここで問題があります。配信サービスは、作品ごとの正確な再生回数を、必ずしも全部公開していません。むしろ公開しないことの方が多い。Hulu は特にそうです。
そのため、配信作品については厳密な再生回数は分からないが、Nielsen のストリーミング集計や各社の発表から、おおよその規模感は読めるという理解をしておくのが現実的です。
3. 配信サービスの中のランキング
Hulu を開いて作品が上位に出ていると、「これはアメリカでかなり人気なのだろう」と思いがちです。気持ちはよく分かります。私も同じ疑問から今回の記事を書いています。
ただ、このランキングはそのサービスの中で、その時点で、どれがよく見られているかを示しているにすぎません。言い換えると、Hulu の上位はHulu の中で強いのであって、アメリカ全体で最も強いとまでは言えません。
これをもう少し丁寧に言うと、テレビ放送の視聴者数は「広く届いたか」を見る数字、配信の再生時間は「どれだけ消費されたか」を見る数字、Hulu の順位は「今そのサービス内で動いているか」を見る数字です。
同じ「人気」でも、見ている対象が違う。ここを混ぜると、話が必ずややこしくなります。
The Rookie、9-1-1、Brooklyn Nine-Nine をどう見ればいいのか
The Rookie
The Rookie は放送でも配信でも存在感がある作品です。最近の数字を見ると、Hulu で上位に来るのは不思議ではありません。実際、Nielsen の週間ストリーミング集計でも上位に入る週があります。つまり、 Hulu で上位表示を見たこと自体は、別におかしくありません。
ただし、そのことはThe Rookie がアメリカ全体で歴代最上位クラスの怪物作品だ
という意味ではありません。今の配信環境で、継続的にしっかり見られている強い作品、という理解がちょうどいいと思います。
9-1-1
9-1-1 は、より「広い層に届く放送ドラマ」として強い作品です。
緊急通報、消防、救急、警察といった分かりやすい題材で、年齢層を広く取れる。放送後の遅延視聴や配信も加えると数字がさらに伸びやすく、アメリカ全体での認知度という意味ではかなり強い部類に入ります。
Brooklyn Nine-Nine
Brooklyn Nine-Nine は、放送時の視聴者数だけ見ると、9-1-1 のような大型放送ドラマほどの規模ではありません。ただし、コメディとしての浸透力、ネット文化との相性、引用されやすさ、会話での通じやすさという点では非常に強い。
つまり、純粋な総視聴者数だけで測ると損をするタイプの作品です。
ここまでを整理すると、こうなります。
- The Rookie は、今の配信環境でも実際によく見られている
- 9-1-1 は、放送とマルチプラットフォーム視聴を含めた広さで強い
- Brooklyn Nine-Nine は、総量だけでなく文化的な浸透力が大きい
これを一つの物差しだけで並べようとすると、どうしても無理が出ます。
それでも「人気作品を押さえる」ことには意味がある
私は、作品選びにおいて「どれだけ人気があったか」を基準にするのは、かなり実用的だと思っています。もちろん、最終的には自分の好みが大事です。
でも、少なくとも最初の入口として多くの人が見ている作品を押さえておく
のは合理的です。
理由は単純で、人気作品には次のような利点があるからです。
- 会話で名前が出やすい
- 元ネタとして引用されやすい
- どこかで話題になったときに置いていかれにくい
- 英語学習の素材としても周辺情報が多い
要するに、「何を見るか迷ったら、まずは多くの人が見ているものから入る」
という考え方自体は、かなり現実的です。そのうえで大事なのは、どの数字を見て、その作品を“人気”と呼んでいるのかを分けて考えることです。
ドラマランキング
公開されている視聴指標をもとに見た「押さえておきたい30本」
ドラマは映画と違って、作品ごとの正確な「総再生回数」をきれいに並べることができません。配信会社が全部公開していないからです。
そのため、ここでのランキングは放送時の総視聴者数、最終回の視聴者数、Nielsen などで確認できるストリーミング規模といった、公開されている代表的な数字をもとに整理しています。
つまり、映画のような「完全に同じ基準のランキング」ではなく、
アメリカで人気の大きさが分かる公開数字を使った実用ランキング
だと思ってください。
1〜10位:アメリカのテレビ文化を語るなら外しにくい作品
※タイトル前の「✓」は、私が実際に見た作品です。ランキングの評価には入れていません。
- Seinfeld(1989–1998)
最終回は約7,600万人。アメリカのシットコム文化を語るうえで、まず外せない作品です。平均視聴者数の目安:約2,600万人。 - ✓Friends(1994–2004)
最終回は約5,200万人。会話、引用、キャラクター認知度を含めると、今でも圧倒的に強い。平均視聴者数の目安:約2,000万人。 - ER(1994–2009)
全盛期は3,000万人規模。医療ドラマの定番で、90年代の強さは別格でした。平均視聴者数の目安:約2,200万人。 - ✓The Big Bang Theory(2007–2019)
終盤でも1,500万〜1,800万人級。現代シットコムとして非常に強い成功作です。平均視聴者数の目安:約1,500万人。 - ✓Game of Thrones(2011–2019)
最終盤は放送と配信を合わせて巨大規模。HBO時代を代表する作品でした。平均視聴者数の目安:約1,000万人。 - NCIS(2003– )
長年にわたり1,000万人前後からそれ以上を安定して確保してきた、極めて強い手続き型ドラマです。平均視聴者数の目安:約1,600万人。 - CSI: Crime Scene Investigation(2000–2015)
2000年代前半の強さは際立っていて、2,000万人級の時期もありました。平均視聴者数の目安:約2,000万人。 - Grey’s Anatomy(2005– )
初期の強さに加え、配信時代に入ってからも長く見られ続けている珍しい作品です。平均視聴者数の目安:約1,400万人。 - House(2004–2012)
医療ドラマとしてだけでなく、主人公のキャラクターで引っ張った典型例。視聴者数もかなり強かった。平均視聴者数の目安:約1,400万人。 - ✓Lost(2004–2010)
「毎週みんなで追う」タイプのドラマとして非常に強く、当時の会話への浸透力も大きかった。平均視聴者数の目安:約1,500万人。
11〜20位:放送でも配信でも名前が残る作品
- ✓The Office (US)(2005–2013)
放送時の数字以上に、配信時代に入ってからの再生規模が大きい作品です。平均視聴者数の目安:約800万人。 - Stranger Things(2016– )
Netflix 時代を代表する一本。新シーズンが出るたびに、配信の数字が一気に跳ねます。平均視聴者数の目安:約1,100万人相当。 - ✓The Walking Dead(2010–2022)
ピーク時は1,700万人級。ゾンビものとしてだけでなく、2010年代の大型ドラマとして記憶されています。平均視聴者数の目安:約1,200万人。 - ✓Modern Family(2009–2020)
家族コメディとして広く見られ、放送時の安定感がありました。平均視聴者数の目安:約1,000万人。 - ✓This Is Us(2016–2022)
感情に寄せた家族ドラマですが、数字もしっかり持っていた作品です。平均視聴者数の目安:約1,000万人。 - ✓Criminal Minds(2005–2020)
長寿の犯罪捜査ドラマ。再配信でも根強く見られています。平均視聴者数の目安:約1,200万人。 - ✓Law & Order: SVU(1999– )
長さだけでなく、認知度の面でも強い。いかにもアメリカらしい定番の一本です。平均視聴者数の目安:約800万人。 - Two and a Half Men(2003–2015)
シットコムとして放送時の数字が強く、2000年代のテレビを語るときに外しにくい作品です。平均視聴者数の目安:約1,400万人。 - ✓How I Met Your Mother(2005–2014)
Friends の直系として語られがちですが、独自のファン層と長期の存在感がありました。平均視聴者数の目安:約900万人。 - ✓24(2001–2010)
「その時代の空気」を背負った作品として非常に分かりやすい例です。平均視聴者数の目安:約1,100万人。
21〜30位:今の会話や配信の現場で押さえておきたい作品
- 9-1-1(2018– )
放送と遅延視聴を含めるとかなり強い。広く届くドラマとしての安定感があります。平均視聴者数の目安:約900万人。 - ✓The Rookie(2018– )
放送だけでなく Hulu でも存在感があり、今の配信環境で見られている作品として押さえる価値があります。平均視聴者数の目安:約500万人。 - Brooklyn Nine-Nine(2013–2021)
総量だけでなく、ネット文化や日常会話への浸透を考えると非常に強い。平均視聴者数の目安:約400万人。 - ✓Parks and Recreation(2009–2015)
The Office ほどではないにせよ、配信で長く見られ続けるコメディです。平均視聴者数の目安:約400万人。 - Chicago Fire(2012– )
アメリカの手続き型ドラマの強さを感じる代表格です。平均視聴者数の目安:約800万人。 - Bluey(2018– )
厳密には子ども向けアニメですが、再生量という意味ではここ数年のアメリカで非常に強い存在です。平均視聴者数の目安:約1,000万人相当。 - Young Sheldon(2017–2024)
家族で見やすく、放送でも配信でも強さを見せました。平均視聴者数の目安:約900万人。 - ✓Suits(2011–2019)
放送時以上に、後から配信で大きく再評価された典型例です。平均視聴者数の目安:約400万人。 - ✓Breaking Bad(2008–2013)
放送時の最後の伸び方と、その後の配信での定着の両方が強い作品です。平均視聴者数の目安:約600万人。 - Succession(2018–2023)
総視聴者数だけならさらに上の作品はありますが、近年の話題性と浸透力を考えて入れておきたい一本です。平均視聴者数の目安:約300万人。
それではThe Rookie、9-1-1、Brooklyn Nine-Nine を数字の感覚で言うと
- 9-1-1 は、アメリカ全体で幅広く見られる大型放送ドラマとして強い
- The Rookie は、放送に加えて Hulu での視聴も強く、今の実感に近い人気がある
- Brooklyn Nine-Nine は、純粋な放送規模だけでなく、文化的な浸透力が大きい
だから、「どれが一番人気か」という問いには、どの数字で比べるかを先に決めないと答えられないというのが正確です。
ただ、あなたが Hulu で The Rookie が上位に来ているのを見て「かなり見られているのでは」と感じたのは、間違っていません。
その感覚は、少なくとも配信の現場感覚としては十分に筋が通っています。
映画ランキング
こちらは「興行収入」を基準にした方が分かりやすい
ドラマと違って、映画は整理が少し簡単です。なぜなら、映画は劇場公開の売上が比較的きれいに公開されるからです。もちろん、映画も配信に入ってからどれだけ見られたかまでは完全には分かりません。ただ、少なくともその作品がどれだけ大きな観客を集めたかを見るうえでは、世界興行収入はかなり有効です。
そのため、映画については世界興行収入の大きい順で並べるのが、いちばん説明しやすく、読者にとっても分かりやすいと思います。
1〜10位:とりあえずこのあたりは会話で出ても困らない
- ✓Avatar(2009)
世界興行収入:約29.2億ドル - ✓Avengers: Endgame(2019)
世界興行収入:約28.0億ドル - ✓Titanic(1997)
世界興行収入:約22.6億ドル - ✓Star Wars: The Force Awakens(2015)
世界興行収入:約20.7億ドル - ✓Avengers: Infinity War(2018)
世界興行収入:約20.5億ドル - Spider-Man: No Way Home(2021)
世界興行収入:約19.2億ドル - ✓Jurassic World(2015)
世界興行収入:約16.7億ドル - ✓The Lion King(2019)
世界興行収入:約16.6億ドル - ✓The Avengers(2012)
世界興行収入:約15.2億ドル - Furious 7(2015)
世界興行収入:約15.2億ドル
このあたりは、単に売れたというだけではなく、
「見たことがある」「少なくとも名前は知っている」という人が非常に多い作品群です。
11〜20位:近年の会話にかなり強い作品
- ✓Frozen II(2019)
世界興行収入:約14.5億ドル - Barbie(2023)
世界興行収入:約14.5億ドル - ✓Avengers: Age of Ultron(2015)
世界興行収入:約14.0億ドル - ✓The Super Mario Bros. Movie(2023)
世界興行収入:約13.6億ドル - Black Panther(2018)
世界興行収入:約13.5億ドル - ✓Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2(2011)
世界興行収入:約13.4億ドル - ✓Star Wars: The Last Jedi(2017)
世界興行収入:約13.3億ドル - Jurassic World: Fallen Kingdom(2018)
世界興行収入:約13.1億ドル - ✓Frozen(2013)
世界興行収入:約12.9億ドル - ✓Beauty and the Beast(2017)
世界興行収入:約12.7億ドル
21〜30位:シリーズものを知る入口としても便利な作品
- ✓Incredibles 2(2018)
世界興行収入:約12.4億ドル - The Fate of the Furious(2017)
世界興行収入:約12.4億ドル - ✓Iron Man 3(2013)
世界興行収入:約12.2億ドル - Top Gun: Maverick(2022)
世界興行収入:約15.0億ドル - Minions(2015)
世界興行収入:約11.6億ドル - ✓Captain America: Civil War(2016)
世界興行収入:約11.5億ドル - Aquaman(2018)
世界興行収入:約11.5億ドル - ✓The Lord of the Rings: The Return of the King(2003)
世界興行収入:約11.5億ドル - Skyfall(2012)
世界興行収入:約11.4億ドル - Transformers: Dark of the Moon(2011)
世界興行収入:約11.2億ドル
31〜40位:押さえておくと話がつながりやすい作品
- ✓Toy Story 4(2019)
世界興行収入:約10.7億ドル - ✓Toy Story 3(2010)
世界興行収入:約10.7億ドル - ✓Pirates of the Caribbean: Dead Man’s Chest(2006)
世界興行収入:約10.7億ドル - Rogue One: A Star Wars Story(2016)
世界興行収入:約10.6億ドル - Aladdin(2019)
世界興行収入:約10.5億ドル - Joker(2019)
世界興行収入:約10.8億ドル - ✓Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides(2011)
世界興行収入:約10.5億ドル - ✓Finding Dory(2016)
世界興行収入:約10.3億ドル - Alice in Wonderland(2010)
世界興行収入:約10.3億ドル - ✓Zootopia(2016)
世界興行収入:約10.3億ドル
41〜50位:ここまで知っていると、かなり会話に強い
- ✓The Hobbit: An Unexpected Journey(2012)
世界興行収入:約10.2億ドル - ✓The Dark Knight Rises(2012)
世界興行収入:約10.8億ドル - Star Wars: The Rise of Skywalker(2019)
世界興行収入:約10.8億ドル - The Secret Life of Pets(2016)
世界興行収入:約8.9億ドル - Despicable Me 3(2017)
世界興行収入:約10.3億ドル - ✓Finding Nemo(2003)
世界興行収入:約9.4億ドル - Captain Marvel(2019)
世界興行収入:約11.3億ドル - Oppenheimer(2023)
世界興行収入:約9.8億ドル - ✓The Dark Knight(2008)
世界興行収入:約10.1億ドル - ✓Inside Out 2(2024)
世界興行収入:約17.0億ドル
こういうランキングを、実際にはどう使えばいいのか
ここまで読むと、「結局、何を基準に見ればいいのか」と思うかもしれません。
そこは、目的で分けるのが一番すっきりします。
アメリカ人との雑談で困りたくない場合
まずは、広く見られた作品 を押さえるのが正解です。
ドラマなら Friends、The Office、Grey’s Anatomy、NCIS、9-1-1 あたり。
映画なら Avatar、Titanic、Marvel 系、Disney 系、Star Wars 系が強い。
今の配信の空気を知りたい場合
Hulu や Netflix のランキングを見る意味はあります。
ただし、その数字はアメリカ全体の絶対順位ではなく、その配信環境の中での順位だと理解しておく必要があります。
自分が何を見るか決めたい場合
これはもう、人気作品から入るのが効率的です。
人気作品は情報量が多く、感想も見つけやすく、会話にもつながりやすい。
「まず人気作から入って、そこから自分の好みに寄せていく」という順番は、かなり合理的です。
最後に
今回の話を一言でまとめるなら、こうです。
アメリカでは、作品の人気を示す数字が一つではない。
だから、ランキングを見るときは、まずその数字が何を表しているのかを確認した方がいい。
私は The Rookie を見ていて、Hulu で上位に来ているのを見たことから、
「これは本当にアメリカで人気なのか」「9-1-1 や Brooklyn Nine-Nine と比べるとどうなのか」と考えました。
調べてみると、答えは単純ではありませんでした。でも逆に言えば、数字の意味さえ分かれば、かなりすっきり整理できます。
Hulu で上位にあるなら、その作品は少なくともその環境で今しっかり見られている。それはそれで十分に意味があります。ただ、そのまま「全米で最も人気」と読み替えると、話が飛びます。この違いを分けて考えられるようになると、作品選びも、雑談のネタ選びも、かなり現実的になります。
そして、何を見るか迷ったときの結論は、やはりそんなに難しくありません。
まずは、多くの人が見てきた作品から押さえる。
そのうえで、自分に合うものを選ぶ。
結局これが、一番ぶれません。

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