鶏ひき肉とかつおだしで作る、子ども向けの辛くない麻婆豆腐

市販の素を使わない!子どもも食べられる辛くない麻婆豆腐

麻婆豆腐というと、豆板醤や唐辛子、花椒を使った辛い料理というイメージがあります。もちろん本格的な麻婆豆腐はおいしいのですが、小さい子どもと一緒に食べるとなると、その辛さが問題になります。アメリカのアジア系スーパーに行けば麻婆豆腐の素も簡単に買えます。でも、私は子どもに作る麻婆豆腐には市販の素を使わず、自分で味付けしています。理由はとても単純で、自分で作れば何が入っているかわかるし、塩分や甘さも子どもに合わせて調整できるからです。

そして、実際に作ってみると麻婆豆腐のソースはそれほど難しくありません。我が家では豚ひき肉ではなく鶏ひき肉を使い、スープもチキンブロスではなく、普段の日本料理と同じようにかつお節で取っただしを使っています。本格四川料理の麻婆豆腐とは違います。でも、これは「アメリカで暮らす我が家で、子どもと一緒に普通に食べている麻婆豆腐」です。

我が家では鶏ひき肉を使います

麻婆豆腐には豚ひき肉を使うレシピが多いですが、我が家では鶏ひき肉を使っています。これは単純に、家族の中で「豚肉より鶏肉の方がヘルシー」という認識があるからです。本格的な麻婆豆腐を再現することより、普段の食生活に無理なく取り入れられることの方が我が家では大切。アメリカのスーパーなら ground chicken は比較的簡単に手に入るので、この点でも作りやすいと思います。

チキンブロスではなく、かつおだし

もうひとつ、一般的なアメリカのレシピと違うのがスープです。私はチキンブロスではなく、かつお節で取っただしを使います。普段から日本料理を作っている家庭なら、わざわざ麻婆豆腐のためだけにチキンブロスを用意する必要はありません。かつおだしでも十分おいしくできます。中華料理と和風だしの組み合わせなので、本格的な四川料理とは違いますが、これが意外と豆腐や鶏ひき肉によく合います。

子ども向け・辛くない麻婆豆腐の材料

約4人分です。

  • 豆腐 1丁(14〜16 oz/約400〜450g)
  • 鶏ひき肉(ground chicken) 1/2 lb(約225g)
  • 普通の調理油 大さじ1
  • にんにく 2片
  • しょうが 小さじ1
  • しょうゆ 大さじ2
  • オイスターソース 大さじ1
  • Black Bean Garlic Sauce 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • かつおだし 1カップ(約240ml)
  • 青ねぎ 適量

豆腐はSoftまたはMedium Tofuもおすすめです。我が家ではSilken Tofuで作りますが、かなり崩れやすいので注意してください。

アメリカで買うなら、この調味料

ここは「どれを買えばいいの?」と迷わないように、私なら商品名まで指定します。

オイスターソース

Lee Kum Kee Panda Brand Green Label Oyster Flavored Sauce普通のPanda Brandではなく、Green Labelを選びます。今回の記事では「市販の麻婆豆腐の素に頼らず、added MSGを避けて自分で味を作る」というのがテーマなので、ここは重要です。通常のLee Kum Kee Panda Brand Oyster SauceにはMSGが入っています。そのため、今回のレシピでは「No MSG Added」と表示されているGreen Labelを使います。お店ではラベルを確認して、Green Label / No MSG Addedと書かれているものを探してください。

ブラックビーンソース

Lee Kum Kee Black Bean Garlic Sauceこれは発酵させた黒豆とにんにくをベースにした調味料です。注意したいのは、Chili Bean Sauce(Toban Djan/豆板醤)ではないこと。子ども向けなので、唐辛子入りの豆板醤ではなく「Black Bean Garlic Sauce」を選びます。アジア系スーパーで探しやすい商品です。瓶には BLACK BEAN GARLIC SAUCE と書かれています。この発酵黒豆の風味が、唐辛子を入れなくても麻婆豆腐らしいコクを出してくれます。

しょうゆ

しょうゆは、普段家庭で使っているもので大丈夫です。私は麻婆豆腐のためだけに特別な中国醤油を買う必要はないと思っています。Kikkomanなど、いつも使っているしょうゆで十分です。減塩したい家庭ならLess Sodium Soy SauceでもOKです。

だし

市販のチキンブロスは使わず、かつお節から取った普通のだしを1カップ使います。普段作っているだしで大丈夫です。

作り方

1. にんにくとしょうがを炒める

フライパンに普通の調理油を大さじ1入れて中火にかけます。みじん切りにしたにんにくと、すりおろしたしょうがを加え、香りが出るまで30秒ほど炒めます。焦がさないように注意します。

2. 鶏ひき肉を炒める

鶏ひき肉を加えて、ほぐしながらしっかり火を通します。豚ひき肉より脂が少ないことが多いので、肉がパサパサになるまで炒めすぎないのがポイントです。

3. 調味料を加える

しょうゆ、オイスターソース、Black Bean Garlic Sauce、砂糖を加えて混ぜます。1分ほど炒めて、鶏肉に調味料をなじませます。

4. かつおだしを加える

かつおだし1カップを加えて、軽く煮立たせます。ここで一度味見をします。子ども用なので、最初から濃くしすぎない方が調整しやすいです。

5. 豆腐を入れる

豆腐を食べやすい大きさに切り、崩さないようにそっと加えます。ヘラでぐるぐる混ぜるのではなく、フライパンを軽く動かしたり、豆腐の間にソースを入れるようにして混ぜます。3〜5分ほど弱めの火で煮れば完成です。

コーンスターチは入れなくてもOK

一般的な麻婆豆腐レシピでは、最後にコーンスターチ(片栗粉に近いもの)でとろみを付けることが多いです。でも、私は普段入れていません。コーンスターチは味に深みを出すための材料ではなく、基本的にはソースにとろみを付けるためのものです。そのため、サラッとした麻婆豆腐が好きなら入れなくて大丈夫です。「ご飯にかけたときにソースがしっかり絡む方が好き」という場合だけ、コーンスターチ大さじ1+冷水大さじ2を混ぜ、最後に少しずつ加えてください。これは完全に好みです。

大人は後から辛くすればいい

子ども向け麻婆豆腐で一番便利なのは、家族全員の料理を別々に作る必要がないことです。まず辛くない状態で作って子どもに取り分けます。大人は食べるときに、ラー油・Chili Crisp・花椒・豆板醤などを自分の皿に追加すればOK。これなら子ども用と大人用の麻婆豆腐を二つ作る必要がありません。

本格麻婆豆腐ではない。でも我が家ではこれでいい

この麻婆豆腐は、本格的な四川料理のレシピではありません。豚肉ではなく鶏ひき肉。チキンブロスではなく、かつおだし。唐辛子も花椒もなし。コーンスターチも普段は入れません。

でも、アメリカで生活しながら、仕事や子育てをして、家族みんなが食べられる夕食を毎日考えるなら、こういう料理の方が現実的です。アジア系スーパーで二つの調味料を買っておけば、あとは豆腐、鶏ひき肉、しょうゆ、かつおだしなど、普段家にある材料で作れます。「本格的かどうか」よりも、「子どもが食べてくれて、また普通に作れるか」。我が家にとっては、それが一番大切です。

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