親子丼は、アメリカで暮らしていても作りやすい日本の家庭料理のひとつです。鶏肉、卵、玉ねぎ、ご飯。メインの材料はこれだけなので、特別な日本食材をたくさん用意する必要がありません。フライパンひとつで作れて、子どもにも出しやすい。忙しい平日の夕食にはかなり便利です。今回は、大人1人+子ども2人で食べられる量で、アメリカ生活でも無理なく作れる親子丼を紹介します。
さらに親子丼は、週末にまとめて作っておけば平日のMeal Prepにも使えます。同じ味付けを覚えてしまえば、H Martで買える冷凍Tonkasuを使って簡単なカツ丼を作ることもできます。
材料(大人1人+子ども2人分)
親子丼
- 鶏もも肉:約1 lb(約450g)
- 玉ねぎ:中1個
- 卵:6個
- 温かいご飯:3人分
煮汁
- しょうゆ:大さじ6
- みりん:大さじ6
- 砂糖:大さじ4
- だし:1 1/2カップ
だしは鰹節で少量ささっと必要量だけ作ればOK。アメリカで日本食を長く作っていくには、「毎回完璧に作る」ことよりも、面倒にならず何度も作れることのほうが大事だと思っています。
作り方
1.材料を切る
玉ねぎを薄切りにします。鶏もも肉は一口サイズに切ります。子どもが食べるなら、少し小さめに切っておくと食べやすくなります。卵はボウルに割り入れ、軽く溶いておきます。
2.玉ねぎを煮る
フライパンに、だし、しょうゆ、みりん、砂糖を入れて火にかけます。煮立ってきたら玉ねぎを加え、柔らかくなるまで3〜4分ほど煮ます。
3.鶏肉を加える
鶏肉を加え、全体に火が通るまで5〜6分ほど煮ます。必要以上にかき混ぜなくても大丈夫です。
4.卵を入れる
溶いた卵を全体に回しかけます。弱火にして蓋をし、好みの固さになるまで火を通します。すぐ食べるなら半熟気味でもおいしいですが、作り置きする分については卵までしっかり加熱します。
5.ご飯にのせる
温かいご飯を丼に盛り、その上から鶏肉、玉ねぎ、卵を煮汁ごとのせれば完成です。
親子丼は作り置きできる?
我が家では、親子丼を卵まで完成させた状態で作り置きします。理由は単純で、平日にもう一度フライパンを出して卵でとじる余裕がないからです。週末に作るところまで全部終わらせておいて、平日は、冷蔵庫から出す → 電子レンジで温める → そのとき炊いてあるご飯にのせるだけ。この状態まで持っていけることが、我が家のMeal Prepでは重要です。
保存するのは、鶏肉・玉ねぎ・卵・煮汁を合わせた親子丼の具だけです。密閉容器に入れて冷蔵します。ご飯は普段どおり食べるときに炊いてあるものを使うので、親子丼と一緒に作り置きする必要はありません。作り置き前提の場合は、卵を半熟にせず、しっかり火を通しておきます。調理後は長時間室温に置かず、早めに冷蔵庫へ入れます。
2日以内に食べ切るくらいの運用なら、週末に作って月曜・火曜の食事に回す、といった使い方ができます。食べるときは親子丼の具を十分に再加熱して、温かいご飯にのせます。作った直後の半熟卵の親子丼と比べれば、卵の食感は多少落ちます。でもMeal Prepでは、「一番おいしい状態」より「平日にちゃんと食べられる状態」のほうが重要。平日に包丁もフライパンも使わず、電子レンジで温めてご飯にのせるだけで日本の夕食が完成するなら、そのメリットのほうが大きいです。
親子丼を覚えたら、カツ丼にも応用できる
親子丼とカツ丼は、基本になる味付けがよく似ています。だし+しょうゆ+みりん+砂糖+玉ねぎ+卵。親子丼なら、ここに鶏肉。カツ丼なら、ここにトンカツ。つまり、親子丼の味付けを覚えてしまえば、カツ丼も基本的には同じ考え方で作れます。ただ、私自身、カツ丼は滅多に作りません。理由は簡単。トンカツを一から作るのが面倒だから。豚肉を用意して、小麦粉、卵、パン粉をつけて、さらに揚げる。普通の平日の夕食でそこまでやる気には、なかなかなりません。
H Martなら「Chung Jung One Pork Loin Cutlet」
そこで使えるのが、H Martで売られている韓国式の冷凍Tonkasuです。具体的には、Chung Jung One(청정원)・Pork Loin Cutlet・12 oz(340g)という商品があります。パン粉まで付いた冷凍の豚ロースカツなので、家ではPan FryまたはAir Fryerで調理できます。日本のスーパーで売られている肉厚のローストンカツとは違って、韓国式のTonkasuは肉が薄めです。そのため「日本のトンカツとはちょっと違うな」と感じますが、カツ丼に使うなら十分ありだと思います。むしろ薄いので子どもが噛みやすく、カツ丼の煮汁も染み込みやすい。日本の肉厚なロースカツで作ったカツ丼を再現するものではなく、「アメリカで手軽に作る普段のカツ丼」として使うのがちょうどいいです。H Martで探すときは、冷凍食品売り場でChung Jung One Pork Loin Cutletを探してみてください。
冷凍Tonkasuでカツ丼を作るとき
TonkasuをAir Fryerなどで先に調理します。別のフライパンで、親子丼と同じように玉ねぎと煮汁を先に煮ます。調理したTonkasuを食べやすい大きさに切って加え、すぐに卵を回しかけます。蓋をして卵に火が通ったら、ご飯にのせて完成です。薄いTonkasuは煮汁の中で長時間煮る必要はありません。長く煮ると衣がかなり柔らかくなるので、カツを入れたらすぐ卵くらいで十分です。
冷凍Tonkasuは普通のトンカツとしても使える
私はカツ丼をそれほど頻繁には作りません。だから「カツ丼のためだけに冷凍Tonkasuを買う」と考えると、あまり実用的ではありません。でも、この冷凍Tonkasuなら、Tonkasu+千切りキャベツ+ご飯で簡単なトンカツ定食にもできます。普段はトンカツとして食べる。たまにカツ丼が食べたくなったら、親子丼と同じ煮汁と卵を使ってカツ丼にする。このくらいの位置づけが、我が家にはちょうどよさそうです。
アメリカで親子丼を作るメリット
海外で日本食を作ろうとすると、「日本の食材をどこで買うか」が問題になる料理も少なくありません。でも親子丼はかなり優秀です。Chicken thighs、eggs、onion、rice。中心になる材料は、アメリカの普通のスーパーで買えるものばかりです。しょうゆ、みりん、顆粒だしを常備しておけば、日本の家庭料理らしい味が簡単に作れます。そして週末に卵まで完成させて冷蔵しておけば、忙しい平日は温めてご飯にのせるだけ。これなら平日の夕食としてかなり現実的です。
アメリカで日本食を続けるなら「型」を覚える
親子丼の便利なところは、レシピをひとつ覚えるというより、日本の家庭料理の「型」をひとつ覚えられることです。だし、しょうゆ、みりん、砂糖。玉ねぎを煮る。鶏肉を入れる。最後に卵でとじる。これで親子丼。そして冷凍庫にTonkasuがあれば、同じ考え方でたまにカツ丼。カツ丼のために一からトンカツを揚げなくてもいい。そしてMeal Prepなら、週末に卵まで調理してしまって、平日は温めるだけでもいい。
日本に住んでいたときとまったく同じ材料、同じ作り方でなくても、アメリカの生活に合わせて少し変えれば、日本の普段のごはんは意外と続けられます。親子丼は、そんな「アメリカでも普通に作れて、忙しい平日にも回しやすい日本の家庭料理」のひとつです。

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